米軍等で使用された軍用中短波帯受信機 R-390A/URRです。本機は米軍で殆ど使用されずに1980年代初頭に放出された一台です。EAC(Electronic Assistance Co.)で1967年頃に製造された物です。販売していた米国のSurplus Shopの話ではUnusedだということでしたが、真偽は定かではありません。ただ、外観・内部状態は50年以上前の物とは思えない程、非常に良好です。動作状態も良好で、全バンドで受信できることを確認しています(CAL信号で)。IFフィルタは0.1/1/2/4/8/16kHz総て問題ありません。CAL信号も100kHz毎に正常に出ます。ANTリレーも正常に動作しています。 　サイドパネルのリアフレーム側下端の一部に歪みがあります。電源ケーブルはオリジナルです。なお、本機では製造段階でリアパネルのツールマウントは省略されています(米軍のオーダにて)。 　メータはLine/Carrierレベル共にオリジナルです。PTOは入手時のものから後(1998年頃)に、米軍でオーバーホール(1984年に)された物が入手できたので、それと交換しました(Dubrow社製. Fair Radio Salesで未開封品として販売されていた物です)。但し、交換して20年以上経過しているので、そろそろEnd Point調整が必要です。 　テクニカルマニュアルのオリジナル２冊(TM11-5820-358-20とTM11-5820-358-35)、複製印刷版のTM11-856A、TM11-5820-358-10のコピー、スペア真空管(品種毎に各１本)、スペアヒューズ(スローブロー型1/8A, 3/8A, 3A)、ダイアルランプ(328型２個)，平衡型2ピン-C型変換アンテナコネクタUG-971/U(未使用品)，C型-BNC変換コネクタUG-636/Uが付属します。 ブランド名と会社が違います。EAC社の物です。