現在はカスタムシリーズに集約されているヤマハのクラリネットですが、1993年〜2004年頃まではカスタムシリーズのさらにワンランク上にラボシンフォニーシリーズとして、ideal・finess・virtouseの3種類が展開されていました。idealはその後のidealやidealG、現在のcsv系統に繋がっていき、finessはジャスクラリネット奏者として有名な谷口英治さんが長年使用されていたことでも有名です。Virtouseは当時のCS・SE・AEの3種のカスタムシリーズとideal・finessとの丁度中間に位置するモデルで、当時の定価の37万円(税抜)と、40万円を超える他2種のラボシンフォニーシリーズより多少入手しやすいラインで展開されていた楽器です。こちらは当時講師を始めたばかりの姉がヤマハ関係の仕事でメインで使用していた楽器です。また、ideal・finessはバレルが2本付属していたのに対し、通常のVirtouseはバレルが1本のみでしたが、こちらは当時お付き合いがあった楽器店さんの特別モデルでバレルが2本付属します。出品に当たり、管楽器専門店にて全タンポ交換(スキンタンポ)を含むオーバーホールを実施しました。残念ながら、上管に2箇所割れがあり、修理をしています(ノックピンといって、細い金属棒を使ってこれ以上割れが進まないよう、入念に修理してあります)。実は当時の若い講師では、密かにVirtouseのコスパの良さが人気で使用者が多かったのは良い思い出とのこと。大切にして頂ける方、よろしくお願いします。・日本製、厳選材グラナディラ(音響選別厳選材)・上下管体の番号一致・上管に2箇所の割れ修復歴あり(専門店でノックピンを使用した修理を実施済、見た目もほぼ分かりません)・下管リングキーのやや劣化あり・バレルは内径の違う2本が付属します(長さは同じです)・保証書、説明書なし・ヤマハケースカバー付属※高額なお取引になりますので、必ず購入前にコメントをお願いします。※発送は週末にまとめて行います。Buffet Cramponクランポン Selmerセルマー Leblancルブラン Labo symphonycustomR13RC