『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』　著者：村上春樹　発行：新潮社1985年6月10日印刷1985年6月15日発行　村上春樹さんの長編４作目、この小説で第21回谷崎潤一郎賞を受賞されました。これで日本の古い体質の文壇もようやく村上春樹さんを認める形になったのですが、それはそれで不本意なことも多くなったのか、当の本人は翌年から長い海外生活を始めてしまいました。　村上春樹さんの長編単行本で最も希少で価値があるといわれているのが、1985年に書き下ろしで上市された『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の最初の単行本です。外函付の豪華な装丁は現在は絶版で、その装丁はとてもデリケートで傷みやすく、状態の良いものが少ないこともその価値を高めました。　希少な帯付き初版本です。　古書店で購入したコレクション用の書籍になります。　外函と本の保護用のパラフィン紙は交換されていて、帯に傷みはありますが、全体的には状態はかなりよいと思います。特に本自体は新品の雰囲気を感じる美品です。販売時の付属品も全てそのままで付属しています。各部ごとの状態です。✯帯：傷や汚れあり　→ヤケ（退色）、スレがあります。破れが補修されています。✯外函：やや傷や汚れあり　→ヤケ（退色）やシミ、スレがありますが、きついものではないので、絵柄のピンク色もしっかり残っています。✯本自体：目立った傷や汚れなし　→布張りの表紙は傷みはほとんどなく新品のような鮮やかなピンク色を保っています。本の天や地、小口にシミはなく、若干のヤケが認められるレベルの美品です。　状態の良い商品なので、村上春樹さんのファンの方で大切にしてくださる方にお譲りできればと思います。